ストレートネックと猫背におすすめの枕は?原因と症状をチェック!

ストレートネックとは?基準を知っておこう!

ストレートネックと聞けば病名と思われがちですが、実はそうではなく、頚椎の生理的前湾角度が30℃以下になっている状態を「ストレートネック」という名称で呼びます。
猫背と似た感じで、病気ではないものの、あらゆる症状を引き起こす原因となるので、症状が表れている場合は、軽視せず対策が必要です。

正常な場合と異常が場合の見分け方

右の図のように、正常な方の場合は30度~40度の湾曲があり、衝撃を吸収できる形状をしています。
対して、ストレートネックの場合は、頚椎を守る首の骨が直線状となってしまい、首への負担だけでなく、神経系を圧迫する事になります。

 

出典:http://shakujiikoen.jp/column/waist-back_c/c201609/

ただ、解っていても、自覚症状が薄い障害となるので、気づく人が少なく、病院でのレントゲン・MRIなどで発覚する事が多いです。その為、判断基準としては、
・慢性的な「頭痛・肩こり・手の痺れ」がある等の症状から
・デスクワークなどで仕事上、パソコンを見る機会が多い
・スマホを1日に何度も15分以上継続してみている
等に心当たりがあれば、ストレートネックである可能性が高いと考えられます。

ストレートネックの主な3つの原因

ストレートネックには、大きく分けて3つの原因があり、現代の生活習慣との結びつきが深いものになります。
気をつけるべき、チェック項目まとめているので是非参考にしてください。

1.姿勢の悪さ

 

姿勢の悪さは筋肉の衰えや、柔軟性の低下よるものが多く、家・通勤・会社でも座りっぱなしで運動不足の方に多くみられます。
また猫背・反り腰の影響はストレートネックの原因となるだけでなく、「腰痛・ぎっくり腰」といった痛みや、「二段腹・垂れ尻」の下半身のボディーラインにも悪影響を与える為、優先して治す事をおすすめします。
こんな方は要チェック

  • デスクワークなど長時間座りっぱなしでいる(運動不足)
  • 姿勢が固定されるスポーツをしている
  • 椅子に座るとき浅く座っている
  • 考え込む事が多い、ネガティブ思考
  • 年を重ねて筋力が衰えてきたと感じる

2.俯いて作業をする事が多い

出典:http://shakujiikoen.jp/column/waist-back_c/c201609/

頭の重さは約5キロとされていて、大体ボーリングの玉1個分です。
その為、傾き大きくなると、首に負担がかかり、角度が40度を超えると10キロの米袋を首に2つも抱えた状態となるので、頚椎のアーチがなくなり、首がまっすぐなってしまいます。
こんな方は要チェック

  • スマホを見る機会が多く1回に15分以上継続して見る
  • 職場でパソコンを操作する事が多い
  • 料理、読書、手芸などの下を向いて作業をする趣味がある

3.事故や怪我・スポーツによるもの

 

 

ストレートネックは外部から受けた突発的なダメージを受ける事が原因となる事があります。事故ではうち身、スポーツでは激しい衝撃が加わる格闘技(柔道・空手・ボクシング)ラグビーなどで、影響を受けます。
また一定の体勢のまま長時間固定されるスポーツの場合も、猫背、反り腰からストレートネックに発展する可能性があります。
こんな方は要チェック

  • 事故にあった後、病院での検査を受けていない
  • スポーツで定期的に衝撃を受けている
  • 姿勢を固定したスポーツをしている(テニス・バレー等)

ストレートネック症状

余り知られる事が少ない症状ですが、コレは
ストレートネックが原因となり引き起こす症状は非常に多く、「軽度」なものと「重度」なものがあります。
※場合によっては、無症状がといった珍しいケースもあります。
軽度の症状

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 首の痛み
  • 手の痺れ
  • めまい
  • 吐き気
  • 胸焼け

重度の症状

  • 顎関節症
  • 脳梗塞
  • クモ膜下出血
  • 痛み等で不眠になる

(※本当に重度の症状がとなるので、そこまで心配する必要はありません。)
など、様々な症状がででしまい、日々のストレスや集中力の欠落など、生活や仕事のパフォーマンスにも悪影響を及ぼす事が考えられます。

ストレートネック改善するための対策

改善策といってもコレをすれば、すぐ治る!という訳でなく、少しずつ時間をかけて徐々に治して行く必要があります。
実際、病院での治療も、「ストレッチ・マッサージ・矯正」等が主流となっており、自分でできる対策も、病院と似ていて「筋トレ・ストレッチ・寝具での矯正」等コツコツ積み重ねていく物が多いです。
これから紹介する改善策は、家でも簡単にできる物が多いので、是非取り入れてみてください。

筋トレ(体幹を鍛える

背筋の鍛え方

2つ紹介していますので、やりやすい方でOKです。
1つ目
・タオルを用意する
・うつ伏せになり、タオルを両腕を開けた状態で握る
・そのままゆっくりと上半身を上げ3秒ほど停止
・それを10回~15回繰り返す
2つ目
・柔らかいマット・布団を敷く
・その上でうつ伏せになる
・「左手・右足」を上げる、「右手・左足」をあげるを交互に行う
・10回1セットを3回する。

腹筋の鍛え方

・柔らかいマット・布団を敷く
・足を上げて膝を90℃に曲げる
・お腹を意識して上半身を起こす
・腹筋に負荷がかかるようゆっくり降ろす
・10回1セットを3回する。

腸腰筋の鍛え方

・立った状態で足を開く
・手を頭の後ろで組む
・片足を一歩前に出す
・膝が90度、骨盤が左右並行になるまで体を下げる
・ゆっくりもどし、反対も同様に行う

ストレッチをする

筋トレでの強化も必要ですが、ストレッチで柔軟性を上げ体の稼動域を広げてあげる事でも、ストレートネックの予防・改善に効果が期待できます。
これから紹介するストレッチは、比較的に、簡単なので、仕事の合間など、気になった時に取り入れられる利点があります。

・鎖骨あたりに手をあてる。
・胸を上げる事を意識して反らせる。
・1セット5回を目安にする。

・鎖骨あたりに手をあてる。
・首だけを前後する
・1セット5回を目安にする。

背中

・状態を反らし両腕を後ろで組む。
・2~3回深呼吸し、息をとめる
・ゆっくりと上体をおこす。
※無理はしない事!

枕を変えて矯正・予防する

ストレートネックにおススメな枕は2種類、矯正を求めるか、予防を求めるかで変化します。

ストレートネックを矯正補助が期待できる枕

頚椎を牽引し湾曲を作り出す工夫がされた枕で、仰向けで寝ている際に改善を目指す事を目的としている枕です。

適切なサイズ・寝姿勢で予防する枕

枕のサイズあっていないことで、頚椎に負担がかかったり、首が真っ直ぐになる状況を作ってしまいます。また寝返りなどで背骨が捩れたり、ストレスがかかる事でストレートネック以外にも影響がでてしまいます。
その為、全体の症状が気になる場合は自分にあった枕を選ぶ事をおすすめします。

ストレートネックにおススメの枕

・ネックフィット枕

 

ストレートネックの為に作られた枕。首部分に丸い筒状のクッションがあるので、寝ている間、頚椎をけん引し、湾曲への矯正を行なってくれます。
ただストレートネックには特化しているものの、横向き寝になった時に寝辛さを感じるこ事があります。

・スリープマージピロー

 

手作業で老舗職人がひとつひとつ丁寧に仕上げた快眠枕。頭、首、肩と体圧を分散してくれるので、一点に負荷が集中し難い特徴があります。

 

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